1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 16:48:55.591 ID:PwJqmqOa0

ラフィエル「私がサターニャさんを支配する存在であるはずなのに……」

ラフィエル「まさか、私がサターニャさんに雌伏するなんて……」

ラフィエル「いくら夢でも、あんなことあってはいけません……」

ラフィエル「どうしてあんな夢……」

ラフィエル「……も、もしかして」

ラフィエル「私、本当はサターニャさんに……」

ラフィエル「……そ、そんなわけありません!そんなわけないですよ!」

ラフィエル「……で、でも……」

ラフィエル「……すごく、幸せな夢……でした……///」ドキドキ


27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:04:27.132 ID:/3R5xr6R0

サターニャ「おはよう、ラフィエル」

ラフィエル「ッ!さ、サターニャさん!?」

サターニャ「...?」

ラフィエル「...あ、お、おはようございます...」

ラフィエル「(ダメ...。サターニャさんの顔見てると、夢を思い出してどうしても顔が赤くなってしまいます...///)」

サターニャ「どうしたの?ラフィエル?熱でもあるの?」

ラフィエル「い、いえ!なんでもありませんよっ!それより、早くしないと遅刻しちゃいますよ!」

サターニャ「そうね」

ラフィエル「(なんとか誤魔化せたでしょうか...。今日ばかりは隣のクラスである事を感謝します...)」

サターニャ「...」


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:05:43.446 ID:/3R5xr6R0

ーー学校ーー
サターニャ「ガヴリール!今日こそはこのサタニキア・マクドエル様に忠誠を誓ってもらうわ!」

ガヴリール「お前、本当よく飽きないよな」

ヴィーネ「あはは...」

ーー廊下ーー
ラフィエル「(混ざりたいです...。でも...。どうしても赤面して...このままでは出れません...。サターニャさん...)」

ーー教室ーー
サターニャ「どうなのガヴリール!今日こそは決着つけましょうよ!」

ガヴリール「ぁーもう面倒くさい、先生早く来ねーかな」

ヴィーネ「ん?あら、ラフィエル...。どうしたのかしら?顔赤くしてこっち見てるわ」

サターニャ「あら、ラフィエルどうしたの?」

ーー廊下ーー
ラフィエル「(き、気づかれてしまいました!逃げなくては!)」

タッタッタッ

ーー教室ーー
サターニャ「あっ、ラフィエル待ちなさいよ!」
タッタッタッ

(チャイム)
サターニャ「あっ」

ガヴリール「早く座れよサターニャ」

ヴィーネ「ラフィエル、何か様子おかしくなかった?」

ガヴリール「そうか?いつも通りだっただろ」

サターニャ「...」


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:08:33.274 ID:/3R5xr6R0

ーー放課後ーー
ラフィエル「はぁ...。結局何度か教室に足を運んだものの、全て逃げ帰ってしまいました...。...私、やはりサターニャさんのこと...///」

ヴィーネ「ラフィエル!」

ラフィエル「あら、ヴィーネさん、ガヴちゃんはどうしたんですか?」

ヴィーネ「今日は委員長と一緒に調理部にお邪魔してるそうよ」

ヴィーネ「...。それよりラフィエル、今日何かあった?朝から様子おかしかったわよ?」

ラフィエル「...!!??...そ、その...。」

ヴィーネ「あ、言いたくないなら、言わなくてもいいわよ!?
ただ、天使とか悪魔とか関係なしに友達として力になりたいなって...」

ラフィエル「ヴィーネさん...。その、少し相談良いですか...」

ヴィーネ「勿論よっ!」

ーガヴがバイトしてる喫茶店ー

ヴィーネ「マスター、こんにちわ」

マスター「あ、どうもこんにちわ。よく来てくれてありがとう、そちらはお連れさん?」

ラフィエル「はい。初めまして。どうぞよろしくお願いします」

マスター「こちらこそ、どうぞよろしく。(なんて良い子なんだ...類は友を呼ぶというか...この子も天使のような子だ...!)」


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:19:04.240 ID:/3R5xr6R0

ヴィーネ「さて、相談って?出来る限りの事はするわよ?あ、マスター、コーヒー2つ、私の奢りで」

マスター「かしこまりました」

ラフィエル「あ、ありがとうございます。それでその相談というのはですね...」

ヴィーネ「...うん。(ゴクリ)」

ラフィエル「私、サター...いえ、その...。...仲の良い人に友情や玩具として以外の...何か特別な感情が溢れてる気がするんです...。でも、これが何かよく分からないんです...」

ヴィーネ「それは...多分、...その人が好き...つまり、恋...なんじゃないかな」

ラフィエル「ヴィーネさんもそう思いますか!?」

ヴィーネ「ええ、だって私もガ...いや、好きな人がいるもの。友情も感じるけど、それ以上の愛情...」

ラフィエル「(やはり...私は...サターニャさんの事が...///)」

ヴィーネ「どうしたの?...ラフィエル!?顔赤いわよ!?熱でもあるんじゃ...!?」

ラフィエル「い、いえいえ!ただコーヒーが熱くて...」

マスター「(まだコーヒー届けてないんだけどなぁ...。)」


38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:29:18.446 ID:/3R5xr6R0

ヴィーネ「...それで、その人が好きって分かったところで、ラフィエルはどうするの?」

ラフィエル「え?」

ヴィーネ「その人と今まで通り接していくのか...。告白して玉砕するなり、成功するなり...。
なんにしても、その好きって気持ちをどうするか、どうしたいかは貴女次第なのよ、ラフィエル」

ラフィエル「ヴィーネさん...」

コトン

マスター「コーヒーどうぞ。
それとこちらも」

ヴィーネ「マスター?カフェオレなんて頼んでませんよ?」

マスター「ふふ、恋は甘い味ってね。カフェオレは私からのサービスだよ、お2人さん。
盗み聞きみたいな真似しちゃって悪いね」

ヴィーネ「マスター、ありがとうございます」

ラフィエル「...ありがとうございます」

ラフィエル「甘い...」

マスター「それが恋の味なんじゃないかな、...なんて古臭いよねハハハ!」

ラフィエル「(...感謝します...)」

ヴィーネ「ふふ♩」


39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 20:36:36.312 ID:/3R5xr6R0

ラフィエル「...ヴィーネさん、私頑張ります!」

ヴィーネ「その調子よラフィエル!」

マスター「青春だねぇ...。私もそんな青春送りたかったなぁ...」

ラフィエル「マスターさんもありがとうございます!」

マスター「あ、いえいえ、出来る限りのことをしたまでですよ」

ヴィーネ「ほら、思い立ったが吉日よ。お勘定は任せて、こんな天使に好かれたその幸せな人に告白していらっしゃいな」

ラフィエル「...はい!」

ラフィエル「(サターニャさん!待っててください!)」

ガランガラン

ヴィーネ「マスター、お勘定」

マスター「はい、只今」

マスター「またのご来店をお待ちしております」

ガランガラン


ヴィーネ「...私も告白してみようかな...。まだ学校の調理室かしら...?///」


46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 21:10:07.906 ID:/3R5xr6R0

ーー団地ーー
ラフィエル「サターニャさん!」

サターニャ「あら?ラフィエルじゃない」

ラフィエル「サターニャさん...その...」

サターニャ「そうだラフィエル、聞きたいことがあったのよ」

ラフィエル「ぇ?」

サターニャ「あんた今日何かあった?朝から様子おかしかったわよ?」

ラフィエル「それは...その...」


サターニャ「...何もないなら良いけど、あんたは私にとって友達以上の存在なんだから、何かあったら言いなさいよ?」

ラフィエル「ぇ...///それって...!!」

サターニャ「あんたは私の弟子なんだから、もっと体調管理に気をつけなさい」

ラフィエル「(えー...)」

ラフィエル「...どうして...、サターニャさんはいつもそうーーーー」

サターニャ「ーー馬鹿、弟子はクビにしたわよ...。ラフィエルは...私にとって誰より大切なーー、ずっと一緒にいたい人なんだから...。...だから、その...体調管理には気をつけなさい...」

ラフィエル「...///」

ラフィエル「そ、そのサターニャさん!」

サターニャ「...何?」

ラフィエル「私、その...サターニャさんのことが...」



ラフィエル「好きです!」


52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/09(木) 21:33:32.839 ID:/3R5xr6R0

サターニャ「.........。」

ラフィエル「さ、サターニャさん...?」

サターニャ「フハハハハ!」

ラフィエル「!?」

サターニャ「この大悪魔サタニキア・マクドエルの魅力にようやく気がついたか!フフ、カリスマがあるってのも困りものね...」

ラフィエル「...サターニャさん!」

ムギュ

サターニャ「流石このわたーーうわっ!///な、何してんの!てか苦しい!」

ラフィエル「サターニャさん、本当に...好きです...。
付き合って...ください!」

サターニャ「や、やめなさいよ、きょ、今日はそういう作戦!?やめて、ちょ!?...恥ずかしいからぁ...///」

ラフィエル「サターニャさんは...私の事...嫌いですか?」

サターニャ「...嫌いじゃ...ないし、むしろ...好きだけど...」

ラフィエル「...///」

サターニャ「その、あの、...。わ、私もあんたの事、き、嫌いじゃないわよ!」

サターニャ「だから、その...。ずっと...一緒にいて...ね///」

ラフィエル「...はい!」

ーー翌日・学校ーー
ラフィエル「サターニャさーん!」ムギュ

サターニャ「ちょ!朝から何よ!バッカもう!離れなさいよっ!」

ラフィエル「そんな事言ってノリノリじゃないですか♩」

サターニャ「もうっ!」


ガヴリール「いつになくイチャついてんなあいつら」

ヴィーネ「ラフィエル、良かったわね♩私達も...、なんて無理よね...」

ガヴリール「?」

サターニャ「ぎゃー!苦しいー!」

ラフィエル「サターニャさーん、だーい好きでーす!」

ーーENDーー


ラフィエル「サターニャさんに無理やり押し倒される夢を見てしまいました……」
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