ラフィエル「深夜にお腹が減っちゃいました…」の続き
1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/09(日) 23:41:09.858 ID:Ukz6JGb20.net

ラフィエル「えっ!?」

ガヴリール「いや、初めてこっちで会った時はもうちょっとシュっとしてた気がするんだけど…」

ラフィエル「わ、私ってそんなに太って見えます……?」

ガヴリール「まぁ別に太ってるようには見えないんだけどさ、以前と比べると胸や太ももに肉が……」

ラフィエル「うっ」

ガヴリール「まぁラフィエルにはよく会ってたもんな、深夜のコンビニで」

ガヴリール「私が言うのもなんだけど、夜更かしは体に毒だぞ?」

ラフィエル「……どうしてもあの時間にお腹が減ってしまうので、つい……」

ガヴリール「やーい、ぷにエルー」

ラフィエル「ガヴちゃんっ!!」


4 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/09(日) 23:45:28.841 ID:Ukz6JGb20.net



ガヴリール「まぁなんだ、そんなに詳しくないけどさ、運動とかしたらいいんじゃね?」

ラフィエル「運動ですかぁ、昼間や夕方は学校や家事があるので、必然的にやるのは夜になってしまいますね……」

ラフィエル「ですが、女性一人で夜に運動するというのはちょっと……」

ガヴリール「んー、それもそうだな」

ガヴリール「だけど少しは行動しないと、一生ぷにぷにのままだぞ?」

ラフィエル「うう、ごもっともです……」

ラフィエル「……」

ラフィエル「えっと、ガヴちゃん」

ガヴリール「なに?」

ラフィエル「お願いがあるんですが」

ガヴリール「無理、やだ」

ラフィエル「まだ何も言ってませんよ!?」


16 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/09(日) 23:52:33.452 ID:Ukz6JGb20.net

ガヴリール「やだよ、どーせ一緒に運動しましょう!とか言うんだろ?」

ガヴリール「ヴィーネやサターニャに言えよ、あいつらなら付き合ってくれるって」

ラフィエル「い、いえ、サターニャさんやヴィーネさんにこういう話をするのは少し恥ずかしいというか……」

ガヴリール「私はいいのか」

ラフィエル「ガヴちゃんは天界時代からのお友達ですし、やっぱりこういう話はガヴちゃんにしかできないんです」

ガヴリール「そーかよ、でも残念ながら私に運動はできない、通学だけでもヘロヘロだってのに」

ラフィエル「そこを何とかお願いします!ガヴちゃんしかいないんです!」ペコッ

ガヴリール「お、おい、頭を下げられても困るって……」

ラフィエル「それにガヴちゃんも、このままではいけないと思っているんでしょう?」

ガヴリール「は?何が………」


プニッ


ガヴリール「ひゃんっ!?」

ラフィエル「こんなにお腹ぷにぷにじゃないですか!このままじゃプニリールになっちゃいますよ!?」モニュモニュ

ガヴリール「ちょっ、ばか!やめろ!」


17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/09(日) 23:57:44.598 ID:Ukz6JGb20.net

ラフィエル「……このままでは私達、来年は海に行けませんね」

ガヴリール「いーよ海なんて、そもそも太っていたってネトゲできりゃそれでいいし」

ラフィエル「本当にいいんですか?今はまだ小柄で可愛らしいガヴちゃんですが、このまま行くと……」

ガヴリール「このまま行くと……なんだよ?」

ラフィエル「外に出ずに引きこもり、ブクブクと太って……とても天使とは言えない醜い姿になってしまうのでは……?」

ガヴリール「……」

ラフィエル「いるでしょう?眼鏡をかけた小太りの、そういう人達が……」

ガヴリール「……」ゾッ



ガヴリール「ラフィエル、やっぱり私もやる」

ラフィエル「ええ、一緒に頑張りましょう!」


20 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/10(月) 00:06:18.680 ID:mgkD35Af0.net

……

ラフィエル「ふふ、なんだかこの時間に会うと、新鮮な感じですね」

ガヴリール「そうか?お前とはよくコンビニで……」

ラフィエル「ガヴちゃん」

ガヴリール「はい」



ラフィエル「まずはストレッチですね、運動するときには欠かせません」ググッ

ガヴリール「うう、全身つりそう……」ググッ

ラフィエル「……これは重症ですね」


……

ラフィエル「うーん、もう少しキツめのシャツを着てくるべきでした、このままだと胸が……」プルンッ

ガヴリール「……」イラッ

ラフィエル「あ、ガヴちゃん、ストレッチ終わりました?」

ガヴリール「終わったからさっさと始めるぞ」

ラフィエル「あっ、まってください、ちょっと胸を固定しますので……」

ガヴリール「……」


25 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/10(月) 00:15:33.241 ID:mgkD35Af0.net

……

ラフィエル「ほっ……ほっ……」

ガヴリール「ラフィエル…っ…もうちょっと、ペース落としてぇ……」ゼェゼェ

ラフィエル「これでも落としているほうなんですが……」

ガヴリール「お前と私じゃ身体能力に差がありすぎるんだよ、もう少し私に配慮してくれ……っ」

ラフィエル「すみません、流石にガヴちゃんには苦しかったですね」

ラフィエル「でしたら最初はウォーキングから始めましょう、時間はかかりますが、健康目的での効果は期待できますよ!」

ガヴリール「ああ、そうしよう」

ラフィエル「……それにしても、ガヴちゃんとこうして二人きりでウォーキングなんて、なんだか不思議な感じです」ニコッ

ガヴリール「お前と二人で会う機会なんて中々無かったからな、私も何だか変な気分だ」


29 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/10(月) 00:24:30.622 ID:mgkD35Af0.net

……



ガヴリール「……何かこうしてると普通に散歩だな」

ラフィエル「ですねー」

ガヴリール「ていうかもう桜咲いてんじゃん、気づかなかったわ」

ガヴリール「私、普段こういうの興味ないんだけどさ、夜に見ると意外に良い感じだよな」

ラフィエル「おや、ガヴちゃんがこういったものに興味を示すとは珍しいですね」

ガヴリール「なんだよ、悪いか?」

ラフィエル「いえいえ、素敵な事だと思いますよ」

ラフィエル「それにしても、本当に綺麗ですね、思わず立ち止まってしまいます……」

ガヴリール「……今度さ、ヴィーネとかも連れて来ような」

ガヴリール「春だし、花見とかさ」

ラフィエル「ふふ、そうですね」

ラフィエル「きっと楽しいですよ」ニコッ

ガヴリール「サターニャの奴は、花より団子って感じだろうけど」クスッ

ラフィエル「それはガヴちゃんも同じなのでは?」

ガヴリール「……お前には言われたくないけどな」

ラフィエル「ふふ、そうですね、私もでした」ニコッ


32 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/10(月) 00:34:06.106 ID:mgkD35Af0.net

……

ラフィエル「ふぅ、今日は結構歩きましたね」

ガヴリール「もうヘトヘトだよ、早く風呂入りたい……」

ラフィエル「ガヴちゃんの口からお風呂に入りたいだなんて、珍しいこともあるんですね」

ガヴリール「おいおい私だって華の女子高生なんだからな?汗をかいたらひとっ風呂入りたくなるって」

ラフィエル「ふふ、その言い方だと女子高生というよりはおじさんっぽいですよ?」

ガヴリール「なにをー、失礼な事を言う奴だな……」

ラフィエル「深夜のガヴちゃんって、なんだかお昼より元気ですね」

ガヴリール「んー、そうかも、ていうかもう早朝だけどな」

ラフィエル「近所に朝早くからやっている銭湯があるんですよ、もしよろしければご一緒にどうですか?」

ガヴリール「おー、いいね、私今そういう気分なんだよ」

ラフィエル「運動したあとって、なんだかとっても爽やかな、元気な気持ちになりますよね」

ガヴリール「まったくその通りだな、今度もまた来ような、ラフィエル」

ラフィエル「はい!」



その後、ガヴリールのダイエットは三日坊主に終わった





33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/04/10(月) 00:35:37.291 ID:mgkD35Af0.net

以上で終わり、前に書いたコンビニの続き的なやつ
深夜に運動すると楽しいぞ!


ガヴリール「ラフィエル、最近太った?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491748869/