1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:14:04.463 ID:74/5SSTe0

サターニャ「やっと来たわね!私を待たせるなんていい度胸じゃない!!」

ラフィエル「すいません、ちょっと準備をしていまして」 

ガヴリール「相変わらずうざいな、…ってヴィーネも来たんだ」

ヴィネット「えぇ、電話した時ちょうど一緒にいたのよ」

ヴィネット「それよりガヴが来たことの方が驚きだわ」

ガヴリール「あーあまりにも暇すぎてな」


3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:16:39.839 ID:74/5SSTe0

サターニャ「まあいいわ!それで、何か作戦はあるのかしら?」

ラフィエル「では、まず私から」

ラフィエル「このスーツケースに入って、荷物としてそのまま天界に潜り込む…何てどうでしょう♪」

サターニャ「なるほど!それなら見つからずに潜入できるって訳ね!!」

ラフィエル「はい♪では早速どうぞ~」

サターニャ「分かったわ!…ってあれ流石に入らないわね…」


4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:19:29.083 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「よし、任せろ」フンッ!

スーツケース「フギャッ…!ちょっとー!何すんのよ痛いじゃない!!」

ガヴリール「入れてやったんだから感謝しろよ」

スーツケース「だからって乱暴はよくないわよ!」


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:23:06.600 ID:74/5SSTe0

ラフィエル「まあまあ準備は出来たのですから、いいじゃないですか」

ヴィネット「あれ?でもラフィ確か天界ゲートには荷物け…ングッ……ンー!」

ガヴリール「よしラフィエル後は頼んだぞ」ガシッ

ラフィエル「はいーではサターニャさん行きますよ」

スーツケース「フッフッフッ天界に忍び込む…これぞ正にSSS級悪魔行為!」


13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:24:21.763 ID:74/5SSTe0

【天界ゲート】

天使「次の方どうぞー」

ラフィエル「はい♪」

天使「それでは手荷物のチェックをさせていただきます」

スーツケース(えっ?今何て…?)X線ピカー


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:27:20.345 ID:74/5SSTe0

天使「…あのーこちらに映っているのは?」

ラフィエル「人間界で見つけたおもちゃでサターニャです」

ラフィエル「家族へのお土産にと」ニコッ

天使「いやこの方悪魔ですよね。角も見えてますし」パカッ

サターニャ「ワ、ワタシハ ニンゲンカイノ サイシン アイテム クルミザワ・サタニ…!」

黒服天使ズ「……………」ガシッ

サターニャ「うぇぁぁぁぁぁーあぁぁぁぁ~!!」ズルズル


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:29:56.198 ID:74/5SSTe0

…………………

ヴィネット「それで、戻ってきたわけね…」

サターニャ「うっ…何よ…ヒックあいつ等の方がよっぽど悪魔じゃない…」

ラフィエル「やっぱりダメでしたねー」

サターニャ「………?ちょっと!今やっぱりって言った!?やっぱりって言ったわよね!?」

サターニャ「だいたいあんた達この前も通ったんだから知ってたでしょ!!!」


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:31:22.890 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「おぉ!そこに気がつくとは流石サターニャだ」

サターニャ「えっ?」

ガヴリール「やっぱりお前はすごいなー大悪魔は一味違うよ」

サターニャ「そうでしょ!そうでしょ!ガヴリールもやっと私の凄さが分かって来たみたいね!なぁーっハッハッハッ!!」

ガヴリール(あぁ、凄いよその馬鹿さ加減がな)


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:32:18.052 ID:74/5SSTe0

サターニャ「それじゃあ次の悪魔的作戦〈デビルズミッション〉を考えるわよ!」

ヴィネット「まだやるのね…」

サターニャ「当たり前じゃない!このサタニキア様が負けたまま引き下がる何てありえないわ!!」


20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:35:12.182 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「しょうがない、ここは天使学校''首席''卒業のこの私からも知恵を貸してやろう」

サターニャ「なんかその言い方ムカつくわね」

ガヴリール「はあ?じゃあ別にいいや…」

サターニャ「うぇ!?…ま、待ちなさい。いいわ今回だけは特別にこの私に意見することを許可してあげる!光栄に思いなさい」ドヤッ

ガヴリール「はいはいそりゃどーも」


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:37:38.227 ID:74/5SSTe0

サターニャ「それでどうやってあいつ等を突破するのよ?」

ガヴリール「はぁ…これだからお前はサタニキア何だよ」

サターニャ「何よ?当たり前じゃない?」

ラフィエル(気が付かないサターニャさんも素敵です♪)


22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:44:12.487 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「いいか?何もわざわざあの検査場を通る必要はないんだ」

サターニャ「えっ!?でもあそこ以外に天界に行くゲート何て聞いたことないわよ!」

ガヴリール「確かにその通りだが、そもそもそれが間違いでもあるんだよ」


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:49:01.332 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「私たちはゲートをくぐって魔界と天界に入ったかもしれないが、あれは人間界とこの分かれ道を繋ぐゲートとは違って単純にカッコいいからそういう呼び方をしてるのであって、何か特別な力で繋がっている訳ではないんだ。


24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:49:49.513 ID:74/5SSTe0

そしてそれはどう言う事かというと魔界と天界は離れた場所にあるだけで同じ世界に存在している、分かるか?同じ世界に存在しているんだよ。つまり、私から娯楽を奪ったあの憎たらしいガッデムな天使野郎の顔を見ないでも直接、魔界から天界へと飛んで行く事が出来る!


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:50:16.952 ID:74/5SSTe0

そうだ!サターニャお前なら出来る!!いや、これは偉大なる大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルお前にしか出来ないことなんだ!!今こそ天界にその名を轟かせる時だ!見せてやれお前の超SSS級悪魔的行為って奴を!!!」

サターニャ「あぁあぁぁ~~はぁ~~~……?」クラクラ

ヴィネット「完全にパンクしてるわね…」


26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:52:56.419 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「よし…お前なら出来る、お前ならやれる、お前は大悪魔だ、行けお前がナンバーワンだ」

サターニャ「ぁあぁぁあ~~出来る…?やれる…?大悪魔…?ナンバーワン…?」

ガヴリール「そうだっ!」

サターニャ「………………!私行ってくる!ありがとうガヴリール!!」

サターニャ「うぉぉぉぉぉぉぉおおっ!待ってなさい天界ッ!!!」ドドドドドドドッ


27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 21:54:59.585 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「……………」

ラフィエル「……………」ニコニコ

ヴィネット「あれどこまで本当なのよ」

ガヴリール「最初から全部嘘だ」
  
ヴィネット「悪魔かっ!」


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:02:33.135 ID:74/5SSTe0

…………………

サターニャ「あぁもう!ひど目にあった!!」ボロッ

サターニャ「気付いたら山登ってるし!野良バハムートには出会うし!しかも何であんな所にいたのか思い出せないし!!」

ヴィネット「よく戻って来られたわね…」

サターニャ「まあ、私は出来る大悪魔でナンバーワンだから!!」


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:05:18.884 ID:74/5SSTe0

サターニャ「あれ?この言……」

ラフィエル「サターニャさんサターニャさん♪それより天界に行く方法を考えましょう!」

サターニャ「そうだったわ!私は天界に行くためにここに来たんだった!!」

ガヴリール(ナイス!ラフィエル!)


31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:08:53.837 ID:74/5SSTe0

サターニャ「それじゃあ次の作戦を考えましょう!やっぱり順番的に次はヴィネットかしら?」

ヴィネット「えぇ…私もやらなきゃダメなの?」

サターニャ「当然よ!一緒に天界に行くんだから少しくらい協力してくれたって罰は当たらないわ!」

ヴィネット「…でも協力ってサターニャさっきから人に聞いてばっかりで自分は何にも考えてないじゃない」

サターニャ「うぇ!?そんな事ないってば…!」

ラフィエル「まあまあ、まだサターニャさんが動く時じゃないって事ですよ!ですよねっ、サターニャさん♪」


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:13:59.385 ID:74/5SSTe0

サターニャ「…そ、そうよ!ラフィエルも偶にはいい事言うじゃない。私は言わば最終兵器!聡明でインテリジェンスに富んだ頭脳と鋼の肉体を持つのよ!一度動き出したら止まらないんだから!」

ラフィエル(聡明…インテリジェンス…!)プフッ

ガヴリール「もう充分、体は動かしてるけどな」

サターニャ「うるさいわね!細かいことは気にしなくていいのよ!」

サターニャ「さぁヴィネット今こそ悪魔的作戦〈デビルズミッション〉実行の時!」


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:16:25.895 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「もう…仕方ないわね。私はやっぱり、暴力的なのはいけないと思うから話し合ってみるのがいいと思うわ」

ヴィネット「きっと正直に話せば相手も分かってくれるはずよ!」

サターニャ「…………フッ」

ヴィネット「何よ、その顔は!?」

サターニャ「いやーいいのよヴィネットはヴィネットのままでいてくれれば…………フッ」


34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:20:44.748 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「何!?だから何なのよそれ!?」

ラフィエル「まあ、ヴィーネさんらしいと言えばヴィーネさんらしいですね」

ガヴリール「そもそもヴィーネが悪魔的とか無理だしな」

ヴィネット「な、何よ、みんなして!私だって悪魔なんだから悪い事の1つや2つ…!」


35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:25:01.484 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「例えば?」

ヴィネット「うっ…その、洋服を畳まないで置いておくとか…?///」

ガヴリール「いや、何で疑問系何だよ…大体そんなの悪いことでも何でもないだろ」

ヴィネット「えぇっ!?だってシワになっちゃうのよ!?それに出しっぱなし何て、だらしないじゃない!」

ガヴリール「…なあ、何でお前悪魔やってんの?」

ヴィネット「そんなの私に聞かれても分からないわよ!」


36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:33:52.361 ID:74/5SSTe0

ガヴリール「サターニャこいつは本当に悪魔なのか?実は天使だと言われても私は驚かんぞ」

サターニャ「そうね、確かにそれは魔界学校でも魔界七不思議の1つとして数えられていたから気持ちは分かるわ」

ヴィネット「えっ…?何よそれ、私知らないんだけど」

サターニャ「でもヴィネットは本物の悪魔よ!保証するわ」

ガヴリール「そりゃそうか、どうせなら私と交代して欲しいくらいだ」

ヴィネット「もう!この話終わりっ…!///天界はどうなったのよ!!!」

ラフィエル(いじられるヴィーネさんも中々ですね)ツヤツヤ


38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:37:46.905 ID:74/5SSTe0

サターニャ「さてラフィエルもガヴリールも、ついでにヴィネットも敗れ去った今、頼りになるのはこの大悪魔サタニキア様だけとなったわ!」

ラフィエル「遂にサターニャさんがトリを飾る時がやって来ましたね!それで、何かいい案は思い浮かびましたか?」ワクワク

サターニャ「色々考えた結果、ここは私の力を示す意味も込めて堂々と正面から入ってやることにしたわ!」

ヴィネット「正面からってどうする気なのよ?」


40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:42:21.785 ID:74/5SSTe0

サターニャ「こうするのよ!」

サターニャ「混沌の果てより生まれし我が使い魔よ…いでよッ!時は満ちたぁ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

サターニャ「契約に従い…汝の真なる力、今こそ解放されたし!!!」ビシッ

アレキサンダー「ア゛ゥッ」

サターニャ「よし…それじゃあ突撃よ!!!」

アレキサンダー「ア゛ゥッ!」ビューン


41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:44:56.420 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「あっ、こら!待ちなさいサターニャ!!」

ラフィエル「あらーこれは面白……いえ、面倒な事になりそうですね♪」

ラフィエル「ほらほら、ガヴちゃんも早く行きますよー」

ガヴリール「えぇ…めんどくせぇ」


43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:48:24.798 ID:74/5SSTe0

…………………

サターニャ「なぁーっハッハッハッ!さっきは良くもやってくれたわね!覚悟しなさい天使共、今度はそのゲートくぐらせてもらうわ!!」

天使「またあなたですか…」

サターニャ「余裕ぶっていられるのも今のうちよ!やってしまいなさいアレキサンダー!!」

天使「………………」

サターニャ「…………………?アレキサンダー?」

アレキサンダー「」チーン

サターニャ「アレキサンダァァァァァア!?」

黒服天使ズ「……………」ガシッ

サターニャ「いやぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!」ズルズル


45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:53:09.668 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「ちょっと!何か一瞬でアレキサンダーやられちゃったんだけど!!」

ラフィエル「流石はサターニャさんの使い魔です!期待を裏切りませんね♪」

ヴィネット「そんな事言ってる場合じゃないわよラフィ!追いかけないと!」

ラフィエル「そうですね!一番いい所を見逃すわけにはいきません!!」

ヴィネット「ほら!ガヴも!」

ガヴリール「またかよ!」


46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:55:50.675 ID:74/5SSTe0

【取調室】

天使「あなたは何度も何度も何なんですか?」

サターニャ「ぅ…ヒグッ…ち゛ょっとぐらい…エグッ……入れてくれたっで…グスッ…いいじゃない……」

天使「そんなこと言われましても…荷物に隠れて潜入しようとしたり、使い魔をけしかけて来るような危険人物を入れるわけにはいきませんからね」

ヴィネット「本当にごめんなさい!うちの子が本当にごめんなさいっ!!」


47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 22:58:40.969 ID:74/5SSTe0

天使「はぁ…それで、そちらの方々はご友人ですか?」

ラフィエル「はい、その様なものです♪」

天使「…あれ?あなたは確か…」

ラフィエル「初対面です♪」

天使「いや、でも荷物…」

ラフィエル「初対面です♪」ニコッ

天使「そ、そうですか…」

ガヴリール(それでいいのかよ)


50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:01:29.373 ID:74/5SSTe0

天使「えっと…まあいいでしょう」

天使「それより、こう何度も業務を妨害されますと、こちらも魔界へ被害届を出すなどの措置を取らせていただくことになります」

サターニャ「」フワぁ~

ヴィネット「サターニャ!?出てる!口からなんか出てるから!しっかりして!!」


51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:07:19.239 ID:74/5SSTe0

天使「……ですが、あなたぐらいの年頃の悪魔ならイタズラをしたい盛りだということも理解しているつもりです、今回は大目に見ましょう」

サターニャ「うぇっ!?ほんと!」

ヴィネット(切り替えはやっ!?)

天使「はい、しかしまたこのような事があれば流石に見過ごすことは出来ませんので、そこの所よく覚えておいて下さい」

サターニャ「あんた思ってたより良い奴ね!」

ヴィネット「こら!サターニャ!」

ヴィネット「よく言って聞かせて反省させますので、ありがとうございます、ありがとうございます」


53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:11:16.170 ID:74/5SSTe0

…………………

サターニャ「大変な目にあったわ…」

ガヴリール「誰のせいだよこの馬鹿」

サターニャ「うるさいわねっ!」

ヴィネット「それにしてもすっかり日も暮れたことだし、そろそろお家に帰りましょうか」

ガヴリール「そうだな、流石にもう疲れた」

ラフィエル「私はまだまだいけます!」ツヤツヤ

ヴィネット「まったくラフィったら…」


54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:15:38.210 ID:74/5SSTe0

サターニャ「今日の所は一旦、退いてあげる。でも覚えてなさい!今にこの大悪魔サタニキア様の真の恐ろしさを知る事になるわ!!なぁーっハッハッハッ!」ビシッ

ガヴリール「お前それ魔界ゲートの方向だぞ」

サターニャ「……っ……!///し、知ってるし!」

ヴィネット「大体話聞いてたでしょ、次やったら魔界から永久追放されちゃうかもしれないわよ」

サターニャ「そ、それは流石にヤバいわね…」

ガヴリール「じゃ、そういうことで解散に……」


56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:19:30.910 ID:74/5SSTe0

ヴィー…ヴィー…ヴィー…

ラフィエル「あっすいません、私ですね」

ラフィエル『もしもし~はい、はい、そうですかーではよろしくお願いします』

ガヴリール「誰から?」

ラフィエル「ちょっと家のものから…準備ができたとの事でした♪」

サターニャ「準備って何よ、気になるわね」


57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:22:48.230 ID:74/5SSTe0

マルティエル「それは私からご説明いたしましょう」

サターニャ「うわっ!?一体どこから!?」

マルティエル「お嬢様のいる所でしたらどこにでも湧きますので」

ラフィエル「湧かないでくださーい」

ヴィネット(何かデジャヴ)


58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:27:25.740 ID:74/5SSTe0

サターニャ「それであんた誰なの、ラフィエルの知り合い?」

マルティエル「ご説明が遅れました、わたくしラフィエルお嬢様の従順な下僕をさせて頂いております、マルティエルと申します」

サターニャ「下僕がいるなんて…やるわねラフィエル!」

ラフィエル「執事です、話をややこしくしないでください」


60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:33:49.864 ID:74/5SSTe0

マルティエル「失礼いたしました。それではこちらに入界許可証をお持ちしましたので、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様と月乃瀬=ヴィネット=エイプリル様に」

ヴィネット「入界許可証…?」

サターニャ「何よそれ」

マルティエル「簡単にご説明しますと、悪魔でもこれがあれば天界に入れるという証明書です」

サターニャ「えっ!?じゃあ私たち天界にいけるってこと!?」

マルティエル「はい、正確には今回、白羽家の客人として招待すると言う内容ですので自由に観光などはできませんが」

サターニャ「なるほどね、まあ今回は偵察だけって事にしといてあげるわ!」


61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:36:27.776 ID:74/5SSTe0

ヴィネット「……?すごく嬉しいんだけど、今までのは一体何だったのよ」ボソボソ

ラフィエル「これの申請が通るまで時間がありましたから」ボソボソ

ヴィネット「答えになってないわよ!」

ラフィエル「まあまあ細かいことはいいじゃないですか♪」


63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:40:30.412 ID:74/5SSTe0

サターニャ「何話してるのよヴィネット!天界よ、天界!」

ヴィネット「はぁ……まあいっか」

ガヴリール「やっと解放されると思ったのにまだあいつと居なきゃならんのか」

ラフィエル「あれ~?ガヴちゃんも結構ノリノリだったじゃないですか♪」

ガヴリール「………っ///天界が暇だったからなっ!///」


64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 23:42:50.137 ID:74/5SSTe0

マルティエル「それでは参りましょう。ご案内致します」

サターニャ「頼んだわ!ほら早く行くわよ!!」

ヴィネット「もうサターニャったら…」

ラフィエル「そんなに急がなくても天界は逃げませんよー」

ガヴリール「仕方ない、もう少しだけ付き合ってやるか」


おわり


ガヴリール「今回は特別に一肌脱いでやるか!」
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