1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 01:44:25.060 ID:gUJ512K10

【夜】

「ご覧いただけただろうか、もう一度窓ガラスに注目していただきたい……」

ヴィーネ「…………」ゴクリ

「なんと、そこには白い顔をした女性の顔が……!!!」

ヴィーネ「きゃぁぁぁぁ…………!!!」

プツン

ヴィーネ「よ、夜中にこんなものを見るんじゃなかったわ……」ガクブル

ヴィーネ「うぅ…………」キョロキョロ


ヴィーネ(私としたことが、お風呂に入る前にホラー番組を見てしまったわ…)


4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 01:48:07.752 ID:gUJ512K10

…………【ガヴリール宅】

プルルルル

ガヴリール「…………ん?ヴィーネからか」

ポチッ

ガヴリール「もしもし、こんな時間にどうしたの?」

ヴィーネ『も、もしもしガヴリール?ごめんね、こんな夜遅くに…』

ガヴリール「別に遅くないだろ、まだ日付変わってないし、どうしたの?」

ヴィーネ『特に何かあったわけじゃないんだけどね?ガヴの声が聞きたいなーって…』

ガヴリール「はぁ?何だよ気持ち悪いな…」

ヴィーネ『いや、えとその…もしよかったらなんだけど…』

ヴィーネ『今から私の家にこない?』


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 01:52:08.804 ID:gUJ512K10

【ヴィーネ宅】

ガチャッ

ガヴリール「なんだよいきなり呼び出して、私だって暇じゃないんだぞ?」ポリポリ

ヴィーネ「あぁぁぁ良かった…」グスッ

ガヴリール「はぁ?」

ガヴリール「お前マジでどうしたの?」


ガヴリール「まぁ、相談くらいは乗ってやらないこともないけど…」

ヴィーネ「そ、それが実は…」


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 01:55:31.564 ID:gUJ512K10

…………

ガヴリール「つまりあれか?苦手な癖に好奇心に負け、怖い番組をみて一人でお風呂に入れないよーって嘆いてたわけ?」

ヴィーネ「…………」コクッ

ガヴリール「悪魔が幽霊怖がってどうすんだよ…」ハァ

ヴィーネ「うぅ……悪魔だって怖いものは怖いわよ!」

ガヴリール「へぇ~」ニヤニヤ

ヴィーネ「その顔やめろ!!」

ガヴリール「あ、そんな態度とっちゃう?別に私はこのまま帰ってもいいんだけど……」

ヴィーネ「ご、ごめんなさいガヴリール!お願いだから一人にしないでぇ~」ウルウル


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 01:59:44.909 ID:gUJ512K10

ガヴリール「てか、この流れだと私はお前と一緒にお風呂に入らないといけないのか?」

ヴィーネ「い、いやだった?」

ガヴリール「別にいいけど、着替え持ってきてないんだよね」

ヴィーネ「私のを貸すわ」

ガヴリール「まぁそれならいいんだけどさ、その後は?一人で寝れんの?」

ヴィーネ「うぅ……それは……」

ガヴリール「なぁお前の口から言えよ、そうすれば私もヴィーネのお願い聞いてくれるかもよ?」ニヤニヤ

ヴィーネ「くぅぅ………い、一緒に寝てください!!」カァァァ

ガヴリール「しょうがない奴だな」ニヤニヤ

ヴィーネ「今日だけよ!!明日から普通に平気だから!!」


20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:04:52.046 ID:gUJ512K10

【風呂場】

カポーーーン

ヴィーネ「ふぅ…………」

ヴィーネ(それにしても二人だとこんなにも心強いものなのね、さっきまでは一人でトイレにいく事すらできなかったのに…)

ガヴリール「優しい友達を持って良かったなヴィーネ、報酬はアイスでいいぞ」

ヴィーネ「調子に乗らない…」ムスッ

ガヴリール「へぇ、そういうこと言うんだ…」ガバッ

ヴィーネ「じ、冗談だから上がろうとしないで!アイスでもなんでも用意するから!」ガシッ

ガヴリール「あらあら、ヴィーネは甘えん坊でちゅねー」ニヤニヤ


ヴィーネ(こ、こいつぅ…)


26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:08:44.543 ID:gUJ512K10

…………

ガヴリール「ヴィーネ、洗面所に二人は流石に狭いんだが」

ヴィーネ「し、仕方ないじゃない!一人だと怖いんだから…」ギュッ

ガヴリール「離せよ、髪の毛乾かせないだろ?」

ヴィーネ「ど、どこにもいかないわよね?」

ガヴリール「あぁ、どこにもいかないから離せよ」

ヴィーネ「……わかったわよ」スッ

ガヴリール(よし、ちょっと怖がらせてやるか………)

プツッ


ヴィーネ「きゃぁっ!?で、電気が!!」

ヴィーネ「ガ、ガヴリール!?どこなの!?」


ガヴリール(ぷぷぷ、焦ってる焦ってる)


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:13:21.194 ID:gUJ512K10



ヴィーネ「う、嘘でしょ…?」ビクビク

ヴィーネ(突然電気が消えてガヴリールがいなくなっちゃった…こんなことって…)ガクブル

ガヴリール(ブレーカーを落としただけだってのに、こいつ相当ビビってるな)ニヤニヤ


ヴィーネ「や、やだよぉガヴリール…お願いだからぁ…」キョロキョロ

ガヴリール(椅子でも倒してやるか…)スッ

ガタンッ!!


ヴィーネ「きゃあああああああ!!?」ビクッ

ヴィーネ「ガヴリールゥゥゥ!!助けてぇぇぇ……えぐっ………」グスッ


ガヴリール(やべっ、ちょっとやりすぎたかな)


29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:16:20.619 ID:gUJ512K10



パチッ

ガヴリール「ヴィーネ」

ヴィーネ「ふぇ…?ガヴリール…?」

ガヴリール「なんかちょっと面白くてさ、ごめんな」

ヴィーネ「ガ、ガヴリールぅぅぅ…っ!!」ダキッ

ガヴリール「ちょ、苦しいから離せって…」

ヴィーネ「もう離さないから!!絶対どこにもいかないでぇぇ!!」グスッ

ガヴリール「私はお前の恋人か!!暑苦しいから離せっての!!」グイグイ


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:20:55.189 ID:gUJ512K10



ヴィーネ「むぅぅぅ……」ムスッ

ガヴリール「悪かったって、機嫌なおせよ」

ヴィーネ「…………」プイッ

ガヴリール「ほらほら、ミルクが欲しいのか?」ヨシヨシ

ヴィーネ「私は赤子か!!」

ガヴリール「いいツッコミだ、そっちのがヴィーネらしいぞ」

ヴィーネ「嬉しくないわっ!」

ガヴリール「まぁ私も反省してるからこの話は終わりってことでさ、アイス食べよ?」

ヴィーネ「あんたってほんっと都合のいいやつね…」


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:24:42.476 ID:gUJ512K10



ガヴリール「ベットは1つか…」

ヴィーネ「あら、ガヴリールは私と一緒じゃいや?」

ガヴリール「ヴィーネって寝てる間に私の事絞め殺しそうだもん」

ヴィーネ「そんなことしないわよ!」

ガヴリール「まぁヴィーネさんがどうしてもっていうなら一緒に寝てあげないこともないんだけどさ」

ガヴリール「そこは本人の口から、ね?」

ヴィーネ「ぐっ………」ギリギリ


ヴィーネ「い、一緒の布団で寝てください…」カァァ


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:27:55.275 ID:gUJ512K10



ヴィーネ「ねぇ、ガヴ」

ガヴリール「…どうした?」

ヴィーネ「今日は無理いってごめんね、それと…ありがとう」

ガヴリール「ほんとだよ、怖いの苦手な癖してそういうの見たがるから…」

ヴィーネ「し、仕方ないじゃない!気になっちゃうんだから!」

ガヴリール「まぁ、ヴィーネには日頃お世話になってるからさ、これくろなら安いもんだよ」

ヴィーネ「ガヴリール…」

ガヴリール「だから明日からも宿題見せてくれよな」ニコッ

ヴィーネ「おい!」


37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/13(月) 02:32:46.023 ID:gUJ512K10

【学校】

ヴィーネ「おはよう、サターニャ、ラフィエル」

サターニャ「あらヴィネット、おはよう……ぷぷぷ」

ヴィーネ「?、何がおかしいのよ…」

ラフィエル「お、おはようございますヴィーネさん…昨日のあれ、凄く可愛らしいですね!」クスクス

『ガヴリールぅぅぅ………助けてー………ぐすっ』

サターニャ「きゃははははっ!!ヴィネット超ビビってる!!」

ヴィーネ「なっ、その動画…」カァァァ

ガヴリール「私はしーらないっと……」ノソッ


ヴィーネ「待ちなさいガヴリールゥゥゥーっ!!」





ガヴリール「ヴィーネの家泊まりに行くことになった」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1489337065/