1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 22:54:46.718 ID:o7MvH20R0

サターニャ「み、見たな!」

ヴィーネ「それ、どうするつもりよ…」

サターニャ「コンビニで…メロンパンとおにぎり二個とジュースを買う…」

ヴィーネ「いいわね…」

サターニャ「……じゃ」

ヴィーネ「待ちなさいよ!」

サターニャ「な、何?」

ヴィーネ「肉まん…1個…」

サターニャ「……わかった」


13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:08:02.908 ID:o7MvH20R0

サターニャ「おにぎりはエビマヨとツナマヨを買う…。カロリーが高くて安い…」

ヴィーネ「なるほど、考えたわね…」

サターニャ「メロンパンも添えてカロリーが高い…」

ヴィーネ「なんという悪魔的思考…」

サターニャ「ジュースは諦める…。ヴィーネの肉まんを買わないと…」

ヴィーネ「うん…」

ガヴリール「お前ら、こんなとこでどうしたんだ…」

ヴィーネ・サターニャ「ガヴ…」


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:11:59.347 ID:o7MvH20R0

ヴィーネ「ガヴの方こそどうしたのよ…」

ガヴリール「ネトゲで新しいファッションアバターアイテムが発売したから課金の為に仮想通貨を買いに…な…」

サターニャ「いらないでしょそんなもん…」

ガヴリール「私のキャラに履かせるウサギちゃんの靴下なんだ…。片方500円する…。今は片方しか履かせてあげられてないんだ…」

ヴィーネ「それは…必要ね…」

ガヴリール「だろ…」


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:17:02.659 ID:o7MvH20R0

ガヴリール「サターニャ、そのおにぎりとパン…」

サターニャ「今から買うんだ…。あ、あげないぞ…」

ガヴリール「魔界通販で散財して金欠のお前が何で…」

サターニャ「そ、それは…」

ガヴリール「まさかお前…」

サターニャ「拾ったんだ…。500円…」

ガヴリール「そうか…」

サターニャ「うん…」

ガヴリール「コーヒー牛乳…」

サターニャ・ヴィーネ「!?」

ガヴリール「500mlパックの…」

サターニャ「い、いいのか…?天使なんだろ…」

ガヴリール「お前の悪事を黙っててやるという善行の対価だ…。何か問題でも…?」

サターニャ「ない…」

ヴィーネ「そうね…」


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:27:42.188 ID:o7MvH20R0

サターニャ「エビマヨを戻してツナマヨとメロンパンにする…」

ガヴリール「何でだ…?」

サターニャ「ツナはマグロの油漬け…。エビよりも油漬けされてる分カロリーが高い…」

ガヴリール「考えたな…」

ヴィーネ「ツナマヨ110円、メロンパン130円、肉まん120円、紙パック飲料120円…。何とかなるわね…」

ガヴリール「だな…」


27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:34:32.624 ID:o7MvH20R0

ラフィ「おや、三人揃ってどうしたのですか…?」

ガヴリール「ラフィ…。お前、何でコンビニなんかに…」

ラフィ「サターニャさんの姿が見えたので、先ほど入店を…。それ、買うんですか…?」

ヴィーネ「まあね…。天界のエリートで仕送りをたくさん貰ってるラフィにはわかんないだろうけど色々あるのよ…」

ラフィ「確かに仕送りは七十万円ほどいただいていますけれど…」

ガヴ・ヴィーネ・サターニャ「!?」

ガヴリール「私は七万しかもらってないぞ…」

サターニャ「私は50万…」

ヴィーネ「私は六万円…」


29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:38:06.070 ID:o7MvH20R0

ラフィ「でも、寄付や募金で、毎日生活が厳しくて…」

ヴィーネ「眩しい…」

サターニャ「これが本物の天使か…」

ガヴリール「ラフィ…お前がナンバーワンだ…」

ラフィ「みなさんいいですね…。エネルギー源をそんなに…。でも、お金に困っている皆さんがどうして…」

サターニャ「そ、それは…」

ガヴリール「言うな…。言うんじゃない…」

ヴィーネ「で、でも…」

ラフィ「どうしたんですか…?」

サターニャ「実は…」


31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/25(土) 23:47:34.799 ID:o7MvH20R0

ラフィ「なるほど…」

ヴィーネ「責めないの…?私たちを…」

ラフィ「お金は天下の回り物と言いますしね…。それに、警察に届けても落とした人に届く事はありませんから…。皆さんに使われた方が世の為でしょう…」

ガヴリール「ラフィ…お前…」

ラフィ「コロッケパン…」

サターニャ「えっ…?」

ラフィ「おにぎりを戻したら買えますよね…」

ヴィーネ「メロンパン130円、肉まん120円、紙パック飲料120円、コロッケパン130円…。確かに…」

ラフィ「道に落ちていて誰からも使われない可哀想なお金をお友達の為に使い経済を回す…。それって素敵な事ですね…」

ヴィーネ「この悪魔…」



なお、コンビニを出て商品を分配し、全員別れた帰り道でメロンパンだけ犬に奪われていった…
やはり落ちていたお金を使うのは良くない事だったのかもしれない…

ヴィーネ・ガヴリール。ラフィ「コンビニごはんおいしいね…!」

サターニャ「…」

おしまい…


サターニャ「道で500円玉を拾ってしまった…」ヴィーネ「あっ」
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