1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:21:16.411 ID:+I26/E1F0

ヴィーネ『あ、もしもしガヴ? ヴィネットです』


ガヴリール「自分のことヴィネットって名乗るんだなって思ってさ。ちょっと可愛いよな」

ヴィーネ「なんでそんなどうでも良いこと覚えてるのよ!」カァァ

ラフィエル「やや敬語混じりなところもポイントですね」


2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:23:04.833 ID:+I26/E1F0

ガヴリール「家電だと私の携帯に名前出ないから気を使ってくれたんでしょ?」

ラフィエル「優しい心づかいがヴィーネさんらしいですね~」ニコニコ

ヴィーネ「べ、別にこんなの普通じゃない。ラフィだって同じように名乗るでしょ?」

ラフィエル「私ですか?」

ガヴリール「ラフィは……ちょっと違うな」


3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:25:07.119 ID:+I26/E1F0

ラフィエル『あ、もしもし私です私です。あなたの愛する唯一無二の大親友です』

ラフィエル『さあズバリ誰か当ててくださーい♪』


ガヴリール「バカなのかなって」

ヴィーネ「若干対応が面倒くさいわね」

ラフィエル「えーそんなー」

ラフィエル「違いますよ。これは昔の名残みたいなものなんですって」

ヴィーネ「なによ昔の名残って……」


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:28:03.603 ID:+I26/E1F0

【昔の天界】

ガヴリール『はい、もしもし……』

ラフィエル『ガヴちゃん問題です! 私は一体誰でしょうかっ』

ラフィエル『ヒントは背中に真っ白な翼が生えていまーす』

ガヴリール『もーラフィ、ヒントの範囲が広すぎます。天使なら誰でも白い翼を持っているじゃないですか』

ラフィエル『あー、もうバレちゃいましたかー』

ガヴリール『ふふ、私がラフィを分からないわけないでしょう?』


ラフィエル「……と、いうような遊びをよく天界ではやってたんです」

ガヴリール「いま考えるとほんとアホみたいなやり取りだな」

ラフィエル「ガヴちゃん最近は付き合ってくれなくて寂しいです」

ヴィーネ(うわー……私も綺麗だった頃のガヴとそういうちょっとおバカな遊びやってみたかったなー……)


5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:30:51.514 ID:+I26/E1F0

ガヴリール「サターニャは誰だか分かっていようが名乗りたがるよな」

ヴィーネ「あー……」


サターニャ『くくく……ガヴリール? わざわざ闇の世界の支配者である私から電話をかけてあげたわ。当然誰だか分かるわよね? いいえ、闇の世界だけじゃないわ。ゆくゆくは人間界、そして天界をも掌握しこの世を恐怖に陥れる偉大な大悪魔様……その名も胡桃───』プツッ


ガヴリール「面倒だから切ってる」

ラフィエル「私たまに電話機置いて放置してます」

ヴィーネ「もう少し付き合ってあげなさいよあんたたち……」


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:33:03.271 ID:+I26/E1F0

ガヴリール「あ、やべ。そういや姉さんから電話しろって言われてたんだ」

ラフィエル「実家にですか?」

ガヴリール「そうそう。どうせまた説教だろうけど」ピッポッパ


ハニエル『はい、てんまです!』


ガヴリール「」

ヴィーネ「あれ、どうしたのガヴ」

ラフィエル「固まってますけど」


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:35:07.921 ID:+I26/E1F0

ハニエル『えっと……どちらさまですか?』

ガヴリール「……」

ハニエル『もしもーし……?』

ガヴリール「……」

ハニエル『ふ、ふぇぇ……どうしよう、なんにもお話してくれないよ……』

ハニエル『ぐすっ……あの、いまおとうさんも、おかあさんもいなくて……わたしおうちで一人でおるすばんで……』

ハニエル『えっと、えっと……あの……もしもし……』

ハニエル『……こわいよぅ』グスグス


ガヴリール「が、」

ラフィエル「?」

ヴィーネ「?」

ガヴリール「ガヴお姉ちゃんだよ~」

ラフィエル「ぶふっ!」

ヴィーネ「んぐふっ!」

ハニエル『えっ、あっ! ガヴお姉ちゃん!』パァァ


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:38:04.465 ID:+I26/E1F0

ガヴリール「ハニエル元気? 良い子にしてた?」

ハニエル『もー! イジワルしないでよお姉ちゃん! 私良い子にしてるよー!』

ガヴリール「ごめんごめん。えっと、姉さんいるかな? あ、買い物に行ってるの? じゃあまた後でかけるね」

ガヴリール「近いうちにおうち帰るから。お土産持って帰ってくるね。うん、うん。ばいばーい」

ガヴリール「……」ピッ



ヴィーネ「ガヴお姉ちゃん」
ラフィエル「ガヴお姉ちゃん」

ガヴリール「ああああああああああもおおおおおおおおおおおお!!!!」


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/09/03(月) 01:40:19.286 ID:+I26/E1F0

ガヴリール「うるさいうるさい!! お前らさっさと帰れよ!!!」ガバッ

ラフィエル「あっ! ガヴお姉ちゃんが恥ずかしさのあまり布団に潜り込みました!!」

ヴィーネ「そんな事しても顔が真っ赤なの丸見えだったわよガヴお姉ちゃん!!」

ガヴリール「ガヴお姉ちゃんって言うなああ!!!」

ラフィエル「私達にもガヴお姉ちゃんだよー♪って言ってくださいよー!」

ヴィーネ「ほらガヴっ、電話! 私の携帯にかけて!」

ガヴリール「もうやだお前らきらいっ!!」

ヴィーネ「ガヴお姉ちゃん♪」

ラフィエル「ガヴお姉ちゃーん♪」

ガヴリール「あああああああああああああ!!」




ガヴリール「この前ヴィーネが実家の家電からかけてきたんだけどさ」
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